株主・投資家の皆様へ

トップメッセージ

代表取締役会長  橋本 亜希

株主・投資家の皆様には、平素より格別のご支援を賜り厚く御礼を申しあげます。

2021年3月期における経済情勢は、新型コロナウイルス感染症の拡大による社会経済活動の停滞時期を経て、感染拡大防止策を講じるなど段階的な経済活動の再開により緩やかながらも回復の兆しが見られたものの、足元においては再び同感染症の拡大が深刻化しており、依然として先行きは不透明な状況が続いています。

このような環境のもと、当社グループは国内外の情報通信産業を中心に、顧客のニーズに基づいた多種多様なフッ化物製品の供給を行うとともに、特殊貨物輸送で培った独自のノウハウに基づいた化学品の物流を担う事業展開を行ってきました。

2021年3月期の業績におきましては、半導体液晶部門および原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加が寄与したものの、表面処理部門および代替フロン部門の出荷量が減少したことにより、売上高は32893百万円(前期比2.5%減)となりました。

利益面におきましては、高純度薬品事業では、主要原材料の無水フッ酸価格が、中国市場の需給等の影響により前連結会計年度に比べ低下したことに加え、原子力関連施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売増加等が利益の増加に寄与しました。メディカル事業では、がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)用ホウ素薬剤について、頭頸部癌における販売を開始し売上高を計上するとともに、経費の節減に努めたことにより販売費及び一般管理費が減少し、営業損失が縮小しました。その結果、営業利益は40億81百万円(同69.5%増)、経常利益は40億20百万円(同74.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は29億59百万円(同53.8%増)となりました。

2022年3月期の連結業績見通しについて、売上高は330億円(前年度比1.3%増)を見込んでいます。損益面におきましては、高純度薬品事業について、主力事業である半導体液晶部門の海外向けの出荷量の増加や原子力施設で使用される濃縮ホウ素(ボロン10)の販売拡大が見込まれるものの、主要原材料価格が需給動向や為替の影響により前年度比で上昇すると想定しているため、営業利益40億円(同2.0%減)、経常利益40億円(同0.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益30億円(同1.4%増)を見込んでいます。

皆様には、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

2021年5月

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